大学生のリーダーシップ Byrne et al. (2022)

今日大学生のリーダーシップについての研究論文を読んだので、サマリーを皆さんにシェアします。

Byrne, V. L., Jardine, H., Williams, A, & Donlan, A. E. (2022) Academic peer mentorship as a leadership development experience: Fostering leadership self-efficacy. Journal of Leadership Education.

大学でAcademic Peer Mentorとして他の学生の世話をする役目を引き受けることで、指導力と目標のためにチームをまとめる力が優位に成長した、という論文でした。

 

誰かのためにできることをする、という行為が、リーダーシップにつながる✨ということですね。

 

仕事柄、海外留学を希望する学生に推薦書を書くように頼まれることが多いのですが、海外の大学ではリーダーの経験が大きく評価されるので、ちょっとした責任者になった経験でも学生から聞き出して、必ず触れるようにしています。特に英語圏ではリーダーシップをとった経験があるかが大切。別に全員にリーダーになってほしいと思われているわけではありません。では、なぜ?

 

リーダーの経験がある人は、チームワークにおいても、決して名前だけチームにおいて楽しようなんていうフリーライダーにはならない。なぜならリーダーがどんなに大変か知っているから、自分ごととして捉えることができる。だからチーム全員にリーダー経験があると、一人一人が自分の仕事をまっとうでき、チームワークがスムーズになる、というわけ。Makes sense✨

 

 

奥切 恵 (OKUGIRI, Megumi)

聖心女子大学グローバルリーダーシップ・プログラム教授
東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻修士・博士課程修了(MA/PhD)
米国ウィスコンシン州立大学ミルウォーキー校英語学研究科修士課程修了(MA)
言語学やコミュニケーション学をもとにリーダーシップ論を展開
ハッピーな人生を送るためのリーダーシップを発信しています!

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